
50代・60代は人生の折り返し地点を過ぎ「これからをどう生きるか」を考える時期です。
そんな今こそ「エンディングノート」を書くのにぴったりのタイミングになります。
でも、何を書けば良いかわからない、書く事が多すぎて手が止まる…。
そんな方にオススメなのが「ミニマリズム」の考え方です。
大事なことだけに絞って、あなたらしい言葉を残す方法をご紹介します。
伝えたいことは、あえて「3つ」だけに絞ってみる
エンディングノートは「すべてを網羅しなければならない」ものではありません。
まずは、これだけは伝えたいというテーマを3つに絞ってみましょう。
- 家族や大切な人への感謝の言葉
- 自分の医療・介護に対する希望
- 財産や持ち物に関する最小限のメモ
シンプルにしておくことで、書く負担も減り、伝わりやすくなります。
「紙」でも「スマホ」でも、自分に合った方法で行う
50代・60代なら、手書きもデジタルもどちらも選べる世代になります。
大切なのは「自分が続けやすい方法」を選ぶことです。
- 手帳やノートに手書きで記入する。
- スマホのメモアプリやパソコンで保存する。
- 専用のエンディングノートアプリを活用する。
「こうでなければならない」と思わず、気軽に始めてみましょう。
物の行方は「迷わせない一言」で残しましょう
50代・60代は、まだ元気なうちに「物の整理」を意識する時期になります。
エンディングノートにも、こんな形で簡単に記しておくと便利です。
- 本は処分してOK
- 思い出の品(アルバムや着物など)は◯◯さんへ
- 車は手放す予定
持ち物の「後始末」に関するメモがあるだけで、家族の負担はグッと減ります。
「言葉の遺産」をシンプルに残しておく
「人生で1番伝えたいこと」それは、きっと気持ちや想いだと思います。
例えば、こんな一言でも十分気持ちや想いは伝わります。
- 「人生、楽しかった」
- 「ありがとう、これからも笑ってね」
- 「何があっても、自分らしく生きてください」
手紙のような形式でなくても構いません。
一行でも、あなたらしい言葉があれば、それは立派な“遺言”です。
今後の人生の「チェックポイント」として活用する
エンディングノートは、“終わりのため”だけでなく、“これからの人生”にも役立ちます。
- やりたいことをリストに書く
- 会いたい人をまとめておく
- 健康や暮らしの目標を見直す
まるで「自分との対話帳」のように活用することで、日々を丁寧に生きるヒントになります。
まとめ:ミニマルなノートに込める、あなたの人生観
エンディングノートは難しく考えなくても大丈夫です。
シンプルでも、自分らしさと想いがこもっていればそれで充分です。
50代・60代という人生の「今」を見つめ、大切なことだけを選び抜いて、静かに、でも確かに残していく…
それは、未来の自分にも家族にも優しい生き方です。
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